「BELS」建築物に対する新しい表示制度の1つとして、2014年4月に創設されました。
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会が運営している評価制度です。
「BELS」の評価を行うのは法に基づき認定された民間機関です。
省エネ性能を客観的に評価し、一次エネルギー消費量をもとに5段階の星マークで表示します。
評価の実施機関
評価機関は、一般社団法人住宅性能評価・表示協会のホームページから検索することもできます。
2023年12月時点で120以上の評価機関が登録されています。
評価機関は、
- 建築物に係る評価業務の経験を有していること
- 当該評価内容の公正性の確保を行うこと
といった要件を備えていることが必要となります。
国より認定を受け下記の評価機関が業務を行っています。
- 住宅の品確法に基づく登録住宅性能評価機関
- 建築物省エネ法に基づく登録建築物エネルギー消費性能判定機関
評価の実施者
BELS評価の基準を定める「一般社団法人 住宅性能評価・表示協会」では、
評価の実施者には以下の能力が必要であると定めています。
【住宅の評価員】
品確法第十三条に定める評価員、または当協会が実施する
住宅に係る設備機器等及び外皮性能に関する
住宅用途の評価に特化した講習などの過程を修了した者
【非住宅の評価員】
建築物省エネ法第四十五条に定める適合性判定員で、
さらに登録講習機関が行う非住宅の外皮性能に関する講習を受講した者
また、評価員には、上記の能力に加え、
継続研修を受講し、最新の知識を有することも必要とされています。
評価の実施方法
BELSの審査は、申請者から提出される下記の図書・図面等により実施されます。
書類名 | 内容 |
申請書 | 申請に必要な事項を記載 |
設計内容(現状)説明書 | 設計内容(現状)の概要 |
図面等 | 意匠図、設備図等、評価に必要となる図面 |
計算書 | 一次エネルギー消費量計算等、評価に必要となる計算書 |
その他 | その他、評価に必要となる資料 |