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特定の代行会社に省エネ計算などを外注している設計会社、建築会社様は多いと思います。
特定の代行会社に固定して依頼し続けることで受ける恩恵もたくさんありますがその逆もあります。
本記事では省エネ計算の代行会社を固定することで陥る7つの現象を解説します。
設計士・建築家が陥る7つの現象
競争力の低下
特定の代行業者を固定すると、他の業者と競争する必要がなくなり、価格やサービスの改善意欲が低下します。その結果、設計や建築士が求める条件に応じた新しい提案が得られにくくなり、業界のトレンドから取り残される可能性があります。
コスト上昇のリスク
固定の業者に依頼を続けると、取引が安定していることから業者が価格の引き上げをしやすくなります。また、競合他社と価格比較を行わないため、市場相場と乖離した高コストのサービスを利用することになりがちです。価格が高騰しても業者に依存していると変更が難しく、結果として全体のプロジェクトコストが膨らむリスクが生じます。
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柔軟性の欠如
特定の代行会社に頼りきると、その業者が提供できる範囲内でしか業務を進められなくなります。新しい技術や特別な条件への対応が必要な場合でも、他の業者への切り替えや追加依頼が難しくなるため、柔軟にプロジェクトを進めることが困難になります。
この制約により、クライアントの要望に対する対応力も制限されることがあります。
交渉力の低下
特定の代行会社と長期的な関係を続けると、代行会社側に依存度が高まるため、条件交渉が難しくなります。新たな業者を探す手間やリスクを避けるために、価格や納期、品質面で不利な条件を受け入れざるを得なくなることがあります。これにより、業者側の言いなりになり、設計・建築士としての交渉力が徐々に低下していきます。
情報の偏り
特定の代行会社に依頼を集中させると、業者が提供する情報のみを基に意思決定を行うことになります。他の業者からの異なる視点や技術情報が得られなくなり、設計や施工方法に偏りが生じることがあります。多様な情報を集めることができないため、市場動向や最新技術に対する知識が不足するリスクがあります。
サービス品質の低下リスク
固定の業者に固定されると、安定的な取引が保証されているため、品質管理が甘くなる場合があります。業者は競争がないことで改善努力を怠り、提供されるサービスの品質が低下することがあります。また、問題が発生しても契約が継続されるという安心感から、迅速な対応や再発防止策が疎かにされることがあります。
トラブル時の対応難
特定業者に依存している場合、トラブルが発生した際に他の選択肢が限られます。代替業者がすぐに見つからなければ、プロジェクトの進行が遅れるだけでなく、コストの増加や顧客への影響も避けられません。最悪のケースが着工できない事態に陥ります。
また、長期的な依存関係により業者側が強気に出ることで、トラブル解決のための交渉が不利に進む可能性があります。
いかがでいたか。
これら7つの事を意識して代行会社を選定してみてはいかがでしょうか。
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